チョコレート

手作りチョコレシピ☆第2弾☆「ガトーショコラ」に挑戦してみませんか?

「ガトー・オ・ショコラ」それは、とてもシンプルで素朴だけど、繊細で奥深くチョコレートのあたたかさが感じられる、お菓子のひとつ。

ガトー・オ・ショコラ、その呼び名は、作り手やお店、材料や味で多少異なりますが、基本的にはチョコレート・卵・砂糖・バターと少量の粉やカカオパウダーで焼き上げて作ったプレーンな飾り気のないチョコレートケーキのことです。

フランスでは、いろいろな種類のガトーショコラが作られ、親しまれています。

今回は日本で一般的な「クラッシクショコラ」と呼ばれるガトーショコラを紹介します。

失敗しないための3つのポイント

これから紹介する3つのポイントをちょっと頭に入れておいてください。

失敗なく、そしておいしく作れちゃいます!

1.溶かしたチョコレート(バター)の温度チェック!

湯せんのお湯は沸騰させない事。
溶かしたチョコレートが60℃以上にならないように気を付けてください。
温度が上がりすぎると、一部が焦げついたり、ざらつきの原因になります。

2.適切なメレンゲを作り、しっかり混ぜ合わせる!

卵白を冷凍庫で10~15分ほど冷やしから使うのがおすすめ。
卵白の温度が低い方が泡立ちは遅いのですが、きめの細かい、安定した壊れにくいメレンゲができます。初めに多量のグラニュー糖を加えると、泡立ちが遅く、重いメレンゲになり、ふんわりしたものにはならないので注意してください。

出来上がったメレンゲをチョコレート生地に加えたら、手早くなじませ、つやが出るまでよく混ぜてください。
ただし、混ぜすぎると目のつまった重いものになってしまい、食感も違ってきます。その後の混ぜ方によっても、ケーキの出来上がりに影響が出てしまうので要注意!

3.ガトーショコラは“しっかり焼く”のは厳禁!!

くれぐれも焼き過ぎには注意!
ちょっと“あまめ”に焼くのがポイント。表示時間の少し手前で、ケーキの割れ目部分に竹串を刺してみてください。
ホロホロと焼けた生地が付いてくるぐらいが、ベストな焼き加減です。

【クラッシクショコラ】

軽い食感の中にも、チョコレート本来のおいしさとしっかりした質感が味わえます。

今では「ガトーショコラ」といえば「クラッシクショコラ」を連想するほどポピュラーなものになりました。生地の混ぜ方や、焼き上げる温度・時間によって、おいしさが微妙に違ってくるのも「ガトーショコラ」のおもしろさのひとつです。

材料〉直径15㎝の丸型1個分

・クーベルチュールチョコレート
(カカオ分50~55%)…60g
・無塩バター…40g
・卵黄…40g
・グラニュー糖A…40g
・生クリーム…33g
・ココアパウダー…33g
・薄力粉…11g
・卵白…85g
・グラニュー糖B…40g
・粉糖(仕上げ用)…適宜

下準備

・型の底と側面に製菓用ペーパーを敷く。側面は下の部分に1.5㎝の切り込みを入れ、折り込み、底紙を重ねるように敷く。
・薄力粉とココアパウダーは合わせてふるう。
・クーベルチュールは細かく刻む。
・卵白は回りがシャリッとするまで冷凍庫でよく冷やす。(約15分)
オーブン温度・時間
・180℃・25~30分

作り方

①ボウルにクーベルチュールとバターを入れ、湯せんで溶かす。火を止めそのまま保温しておく。

②生クリームを小さなボウルに入れ湯せんにかけ、人肌に温める。

③別のボウルに卵黄とグラニュー糖Aを加え混ぜ、湯せんにかけ人肌に温める。湯せんからはずし、白っぽくなるまで泡立てる。

④①を約40℃にし、③を加えよく混ぜる。

⑤続いて、人肌に温めた生クリームを加え混ぜる。

⑥ココアパウダーと薄力粉を加え混ぜる。

⑦冷たく冷やした卵白にグラニュー糖Bを少し加え、ハンドミキサーの高速で、角が立つまで泡立てる。残りのグラニュー糖を少しずつ加え、さらに泡立て、しっかりとした固いメレンゲを作る。

⑧⑥にメレンゲを2~3回に分けて加え、ゴムベラで大きく混ぜ合わせる。つやが出るまでよく合わせる。

⑨型に流し入れ、表面を平らにならす。180℃で25~30分焼く。

⑩焼き上がり時間の手前で竹串を刺してみて”ホロリ”と焼けた生地が付くくらいでオーブンから出す。何も付かなくなると焼きすぎなので注意。

⑪焼き上がったら、すぐに型から出して側面の紙をはずし、冷ます。冷めると中心部が下がる。表面に粉糖をふるって完成。

食べ頃と保存方法

作った当日は、まだ味がなじまず、コクもあまり出ません。翌日から2~3日が食べ頃です。ラップできちんと包み、冷蔵庫に入れて、1週間ほど保存が可能です。
また、冷凍庫だと、3週間くらい保存できます。食べる時は、必ず前もって室温に出しておき、冷たくないものを召し上がってください。冷たいとくちどけも悪く、せっかくのチョコレートの味が半減してしまいます。

まとめ

ちょっとした配合、チョコレートの種類、そして焼き方の違いなどで無限に近い「ガトーショコラ」ができあがります。

いろいろ試してみて自分好みのレシピを探してみてはいかがでしょうか?

いっしーは牛乳と一緒に、食べるのが大好きです!

次回は今回の「クラッシクショコラ」をベースにした、アレンジレシピをご紹介いします!